ワーキングプアとは、生活保護水準以下の賃金で生活している、ということを最初に述べましたが、なぜこういったことが起こるのでしょうか?現在(2007年1月)日本では法律において定められている最低賃金の保障額が「平均賃金の約34%(各都道府県別に異なるので、厳密には違う)」という低さだからです。そのため、最低賃金の場合は、生活保護以下の収入になってしまう、ということがおきているのです。実際に就業することにより、完全な貧困層であれば受けられる福祉サービスが「努力して働いたため」に収入が増え、受給資格を失う、というわけです。
こういった状態が続けば、人はどうするでしょうか?そう、働くのを止めてしまいます。あとは、生活保護の諸条件を満たせば、生活保護を受けられることになります。本当は働けるのに、働かずに生活保護を需給するという選択をする・・・。モラルハザード(モラルの崩壊)として、最近はワーキングプア問題からこういった問題も派生しています。
とはいえ、生活保護を受けるためには審査があり、仕事を辞めたからといって誰もが生活保護を受けられるほど甘くはないようです。確かに、誰の面倒でもみてあげるのであれば、誰も働かないですもんね。体が丈夫なら、普通に「働きましょう」といわれ、資産があれば、「それは売却して、生活の足しにしましょう」といわれるようです。昔はぜいたく品を持っていては生活保護の受給資格はなかったようですが、最近はそれほど厳しくないようです。とはいえ、保有資産に関する取り扱いにはまだまだ規制があるようです。。「完全に自立するほど豊かでないが、生活保護を受けられるわけでもない」・・・・ワーキングプアの立場は、こういった言葉からもわかる通り、非常に危ういものだといえるでしょう。
ワーキングプア を考える All Rights Reserved. 2007 lastupdate:08/07/23